ミリオンが低コストで実現したセントラル空調。省エネ効果とハウスダスト除去が持ち味。
私は、床暖房もいれずに冬でも半そで、素足で生活できる家が一番だと考えています。ですが、セントラル空調は、昔は高くて庶民のものではありませんでした。値段が200万かかるとしたら、若い人たちにとってその費用は大変ですよね。そこで当社が開発に協力して、40坪までは150万円前後で出来るようにしました。そういう風にして、セントラル空調を普及させていきたいと思うんです。当社の事務所のものがその第一号機なのですが、若干電気代が高かったので、更に改良を重ねて、ご満足頂ける電気代になるようにしました。例えばアパートから引っ越して40坪の家を建てたら、家の広さが何倍にもなるので光熱費もかかるのが当たり前なのですが、それほど変化がない。私たちの提供するセントラル空調はまず、省エネの点で喜んで下さっていますね。
今、日本では法律により室外換気を計画換気しなくてはいけないとなっています。大半の会社が壁に穴を開けパッコというものをつけるんですが、当社では全部ダクトを通して計画換気をするようになっています。ですから、キッチンで秋刀魚を焼くと、普通なら吹き抜けを通して秋刀魚のにおいが二階まで行ってしまうところを、当社の家は全部においが外に出るように強制換気になっています。それから玄関も外の空気が入ってこないようになっていて、外にでるように家全体が計画換気されています。
セントラル空調の家のもうひとつの良いところは、ハウスダストがないことです。吹き抜けのところに一箇所マスがあり、そこが全部吸い上げてくれて機械室に持っていき、きれいな空気にして吹き出しているのです。テレビの上などにある白いほこりが、ハウスダストですが、それが限りなく少ない家なのです。花粉症やアレルギーにもいいです、私のような喘息を持っているようなアレルギー体質の人には、ハウスダストや布団のほこりなどは良くないのですね。なので、当社の事務所も何ヶ月に一度しか掃除はしないで済むのです。とにかく奥様にとって、白いほこりがないということは最高ですよ。
私が以前建てたとき、絨毯を100万円かけて取り替えたのです。普通、100万円かけても10年も住んだらしみだらけですよね。ところがアメリカの絨毯はしみがひとつもできないんです。先日も、お客様が信用しないので、わざとコーヒーを絨毯の上にこぼして、台所の洗剤と濡れタオルで拭いたら簡単に汚れが取れてしまったのを見て驚いていました。日本人の感覚で絨毯はアレルギーやアトピーに悪いという考えは間違いなのです。その証拠にホテルのロビーなどはみんないい絨毯でしょう。絨毯は空中に飛んでいるハウスダストを全部吸収してくれるんです。だから、ロビーをたくさんの人が歩いていてもコーヒーにほこりが入らないためには、絨毯を敷くしかないんです。どれだけの人が歩いていてもほこりを絨毯が吸ってくれるので、そこを一日一回きちっと掃除すればきれいなのです。
当社の事務所にあるカトレアも胡蝶蘭もたまに液肥と水をあげているだけで毎年花をつけるんですよ。これも素晴しいことだと思います。私たちの作る家では根腐れせずに、根っこがでてくるんですよ。それをみて私は、「植物にこんなにいい環境ならば人間にもいい。長生きする家だ」と思いました。4年位前に100円で買ってきた植木が、すくすくと育っている。これをみると体にいいというのがわかりますよね。夏は湿気を取って冷やしてくれて、冷たい風が家の中に吹き出すことがないので快適なのですね。